1月29日の特別研修では、倉敷まきび支援学校教員の長尾優子さんを招いた講演会を開催。「それでも前向きに」というテーマで、3年半前に病気により車いすユーザーとなったご自身の体験談をはじめ、障害当事者ならではの強みや今後の野望などを、利用者とスタッフに向けて語っていただきました。
この講演は、長尾さんと親交のあるスタッフとのご縁で実現。長尾さんが昨年主催した講演会に参加したスタッフ2人が彼女の思いに触発され、オファーしたところ「私にできることがあれば…」と快諾してもらいました。
講演では、受障後に当時5歳の長女から「いつ一緒にプールにいけるの?」と言われたことがきっかけで、夢実現プロジェクトに応募・当選しプールで楽しく遊べたことから、「私たち親子だけで終わらせたくない」という強い思いで任意団体「まなてぃの輪岡山バリアフリープロジェクト」を設立したことも披露。我が子に障害があるためにプール外出を諦めていた教え子の保護者のエピソードなども交えながら、多くの支援者の協力を得てプールイベントが成功したことも紹介されました。
また、主治医の「社会に出て活躍して欲しい」というエールや、夫から「俺の中では何も変わっていない」と言われた言葉が支えになっていると明かし、長女より「車いすでも働けるでしょ」との一言もあり、リハビリを経て3年ぶりに復職し教壇に立っていることも吐露。さらに、「この身体にならないと出会えなかった人や行けなかった場所、思いつかなかった考えがあり、世界が広がった」とも熱弁されました。
受講者からは、「車いすの生活になって困ったことは?」「これからやってみたいことは?」といった質問をはじめ、「ご家族の言葉に心打たれ、感極まりました」「世の中には素敵な人がいて、まだまだ捨てたものじゃないですね」といった感想の共有があり、長尾さんは1人1人の発言に優しく語りかけてくださいました。
「『前向きにならきゃ』とか『前向きじゃないといけない』なんて全然思わなくていい。私だって今でも、1人だとめっちゃ不安」と話す長尾さん。一方で、「誰かと一緒なら実現でき、誰かと一緒に喜べるのが楽しい」とも告白してくれました。利用者皆さんにとって、「サンソレイユのスタッフと一緒なら、目標を達成でき、スタッフと一緒に成長を喜べるのが楽しい」ー。そのように思っていただけるよう、夢の実現に向け、これからも共に歩んでいきたいと思います。
